【連鶴】花菱(はなびし)
花菱(はなびし)は、
1797年に発行された『秘伝千羽鶴折形』に掲載されている連鶴”49種”の中のひとつです。
On the other pages, there is how to fold this model in English.
Please check the link below.
— 総合難易度 —
☆7:☆☆☆☆☆☆☆・・・
— 項目別 —
切れやすさ:☆☆☆・・
ふくざつさ:☆☆☆☆・
折りにくい:☆☆☆☆・
花菱(はなびし)は、
大きな鶴の”せなか”に、4羽の小さな鶴が繋がりあう連鶴になります。
紙を重ねて折るモデルになるので、しっかりと折り目をつけていきましょう!
花菱(はなびし)の完成イメージ
花菱(はなびし)の折り図
<参考>『秘伝千羽鶴折形』1797年
花菱(はなびし)の折り図に点線を加えたもの
折り紙の準備
【サイズ】
26cmの折り紙。
または、それより大きいもの
今回使用している折り紙は、26cmの片面折り紙になります。
大きめの折り紙を使うと、小さな鶴を充分な大きさで折ることが出来るので、おすすめです!
裏面に線を引くため、
鉛筆と定規も一緒に準備しましょう!
花菱(はなびし)は、
折り紙を”たて”と”よこ”で、それぞれ6分割するため、
はじめに折り紙を6で割り切れる大きさに変えていきます。
26cmの折り紙の場合は、
”たて”と”よこ”それぞれ2cmのところで切り取り、24cmに合わせると、
わかりやすくなるのでおすすめです。
また、”たて”と”よこ”それぞれ0.2mmのところで切り取り、25.8cmに合わせると、
切り取りにくくなりますが、24cmと比べると折りやすくなります。
今回は、”たて”と”よこ”それぞれ0.2mmのところで線を引き、25.8cmの大きさに合わせました。
線を引き終えたら、その部分を切り取りましょう。
紙を切り取り終えたら、
折り紙を”たて”と”よこ”に、それぞれ6分割になるように線を引いていきます。
25.8cmに合わせた場合は、ひとつひとつの四角が4.3cmになり、
24cmの場合は、4cmになります。
線を引き終えたら、花菱(はなびし)の折り紙の準備は完了です!
折り目をつけていこう
連鶴は、
紙を切る前に、”鶴の基礎となる部分”の折り目をつけることが大切です。
先に紙を切ってしまうと、折り目をつけている時に紙が切れてしまうことがあるので、
ここでしっかりと折り目をつけておきましょう!
花菱(はなびし)は、
大きな鶴を、特殊な方法で紙をたたみながら折り、
小さな鶴を、”連鶴用の鶴の折り方”で折っていきます。
大きな鶴は、本ページを参考に折り目をつけていきましょう!
”連鶴用の鶴の折り方”は、下記ページにてご紹介しております。
(1)
それでは、折り目をつけていきましょう。
表面を表にし、点線部分で折り目をつけていきます。
(2)
写真のように、折り目をつけます。
(3)
反対側も、同じように折り目をつけましょう。
(4)
続いて、半分になるように、点線部分で折り目をつけます。
(5)
折り目をつけたら、紙を広げましょう。
(6)
紙を広げたら、3つ折りになるように、点線部分で折り目をつけていきます。
(7)
裏面に線を引いてあるので、
2番目の線に合わせて、折り目をつけましょう。
(8)
反対側も、同じように折り目をつけます。
(9)
”たて”も同様に、点線部分で折り目をつけていきましょう。
(10)
こちらも、裏面の線に合わせて折り目をつけます。
(11)
反対側も、同じように折り目をつけましょう。
折り目をつけ終えたら、裏返します。
(12)
青い線は、さきほどまでに折り目をつけたところになります。
折り目の位置を確認し、
写真のように紙を置きましょう。
(13)
紙を置いたら、
紙の下側を、1本目の線に合わせて、点線部分で折り目をつけます。
(14)
このように折り目をつけます。
(15)
反対側も同様に、
紙の上側を、一番下の線に合わせて、点線部分で折り目をつけましょう。
(16)
このように折り目をつけます。
(17)
紙を広げたら、半分になるように、点線部分で折り目をつけます。
(18)
折り目をつけたら、紙を広げましょう。