折り目をつけていこう
連鶴は、
紙を切る前に、”鶴の基礎となる部分”の折り目をつけることが大切です。
先に紙を切ってしまうと、折り目をつけている時に紙が切れてしまうことがあるので、
ここでしっかりと折り目をつけておきましょう!
比翼(ひよく)は、内側に”四隅を折りたたむ鶴”になります。
”連鶴用の鶴の折り方”と少し変わりますので、
下記ページの”内側にたたんで折る鶴”の項目を参考に、折り目をつけていきましょう。
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ひとつひとつの四角に、
緑の線と、青い線の折り目をつけていきましょう。
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(1)
比翼(ひよく)は、
黄色い線で囲った四角に、それぞれ折り目をつけていきます。
左上のところは、紙が半分になるので、
四角の中に折り紙があると仮定して、折り目をつけていきましょう。
それでは、下記の手順を参考に、
左上のところに折り目をつけていきましょう!
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(2)
裏面を表にし、
点線のところで、半分になるように折り目をつけます。
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(3)
このように折り目をつけましょう。
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(4)
紙を広げたら、
左上のところ(緑の部分)に折り目をつけていきます。
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(5)
はじめに、三角を作るように、点線部分に折り目をつけます。
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(6)
このように折り目をつけます
折り目をつけたら、そのまま裏返しましょう。
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(7)
紙を裏返したら、点線部分に折り目をつけていきます。
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(8)
このように折り目をつけます。
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(9)
もう一方も、写真のように折り目をつけましょう。
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(10)
折り目をつけたら、紙を広げます。

(11)
続いて、点線部分に折り目をつけます。
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(12)
このように折り目をつけましょう。
折り目をつけたら、そのまま裏返します。
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(13)
紙を裏返したら、
さきほどと同じように、点線部分に折り目をつけていきます。

(14)
折り目をつけたら、紙を広げましょう。
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(15)
続いて、点線部分に折り目をつけます。

(16)
このように折り目をつけましょう。
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(17)
紙を広げるとこのようになります。
これで、四角の中に、
半分だけ折り目をつけることが出来ました。

(18)
最後に、黄色い線で囲ったところに、
それぞれ”内側に四隅を折りたたむ鶴”の折り目をつけていきましょう。
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ひとつひとつの四角に、
緑の線と、青い線の折り目をつけていきます。

(19)
折り目をつけたあとがこちらになります。
図の緑の線と、青い線の折り目がついてるか、しっかり確認しておきましょう。
折り紙を切っていこう
折り目をつけ終えたら、折り図通りに紙を切っていきましょう!
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比翼(ひよく)の折り図
<参考>『秘伝千羽鶴折形』1797年

折り図通りに紙を切るとこのようになります。

切れ目部分の拡大がこちらです。
1/4の長さのところまで、切れ目を入れてあります。
1/4のところには、目印がないため、
あらかじめ定規で長さを測り、裏面に印をつけておくか、
中心に合わせて軽く折り目をつけておくと、わかりやすくなります。
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原本では、このまま比翼(ひよく)を折りますが、
紙を重ねる部分が多く、折りづらいため、
黄色い線のところで、紙を切り取ります。

切り取るとこのようになります。
これで、比翼(ひよく)の折り紙の準備は完了です!
鶴の向きを確認しよう
連鶴は、鶴の向きを確認しながら折っていくことが大切です。
当サイトでは、
”つばさ”になるところを目印にして、折り進めていきますが、
”くちばし・しっぽ”になる部分を目印にしても、問題なく折ることが出来るので、
どちらかを目印に折り進めていきましょう。
わかりやすいように、裏面に薄く印をつけておくと、
間違えずに折ることができるのでおすすめです。
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黄色い線が”つばさ”になるところです。
確認しながら折っていきましょう。
”鶴の向き”を確認し終えたら、
いよいよ比翼(ひよく)を折っていきます。
「自分で挑戦してみたい!」という方は、
ここから先は、折り方の手順になりますので、見ないようにすることをおすすめします!
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